住宅ローン金利比較

フラット50のメリット・デメリット

「フラット50」は、最大50年の「超」長期返済を組める住宅ローンです。

一般的な住宅ローンでは、返済期間の上限が35年ですから、15年も多く設定できます。

はやくマイホームを買いたいという20代の方や、親子リレー方式で返済する2世帯住宅を建てる方などが主な利用者です。

スポンサーリンク

フラット50の借り入れ条件

フラット50は、返済期間が長くなることから、借り入れ条件がかなり細かく設定されています。融資額が物件価格の6割まで、などの制限もあるため、思ったように借りれない場合もあるので注意しましょう。

  • 物件条件
  • 借入者の条件
  • 資金用途
  • 借入限度額
  • 金利
  • 保証人・団信

物件条件

フラット50を借りる際には、「長期優良住宅」であることが条件となっています。

もともとフラット35やフラット50は国が進める政策で、長く使える家を建てることで、環境にやさしく建て替え費用も軽減できる、という理念を元に作られています。つまり、質の良い家を購入すれば割安な金利で貸し出します、という補助制度なのです。

耐震性 地震に強く、倒壊しにくい安心の家
耐久性能 構造や骨組みのしっかりした長く住める家
維持管理 メンテナンスの容易な家
戸籍面積 必要な広さが確保された暮らしやすい家
省エネルギー性 地球にやさしく、家計にもやさしい家
居住環境 地域のまちなみと調和した家
維持保全 長く快適に住み続けられる家

借入者の条件

年収 400万円未満 400万円以上
返済負担率 30%  35%

借入限度額は、フラット35や通常の住宅ローンと同じです。フラット50では返済期間が長いので、毎月の負担は抑えられます。

借入者のもう一つの条件として、年齢があります。最大50年という長い返済となるため、借入時の年齢が厳しくチェックされます。

フラット50は、完済時の年齢が80歳以下となるように返済プランを立てる必要があります。フラット50は、36年以上の返済となるので、借入時の年齢が43歳以下でなければなりません。

最大の50年返済にする場合は、30歳までに借りる必要があります。

ただし、リレーローンの場合は、後継者の年齢が基準になります。

資金用途

フラット50は通常の住宅ローンと比較すると、資金用途が広いのが特徴です。

本人またはご親族が居住するための新築住宅の建設・購入資金、セカンドハウスの建設・購入資金または中古 住宅の購入資金として利用できます。

通常の住宅ローンでは、本人が入居することが条件となっていますが、フラット50では親族の住居にも利用できます。また、セカンドハウスや別荘といった2件目以降の住宅にも利用できます。

ただし、リフォームや借り換えを目的とした利用はできません。

借入限度額

フラット50は借入限度額がフラット35や通常の住宅ローンと異なるので注意が必要です。

フラット50は、物件価格の60%までしか融資が受けられません。また、借入限度額は6000万円までとなっています。

ただし、フラット35との併用は可能なので、フラット50で60%借り入れ、フラット35で残りの30%を補うという方法も可能です。この場合、フラット50とフラット35を同じ金融機関で借りる必要があります。

フラット35との併用によって100%融資にすることもできますが、金利が割高になります。

金利

フラット50は長期固定金利になるため、フラット35と比較するとやはり少し高めの金利設定になっています。

21年以上のフラット35と比較すると、0.7~1.0%ほど金利が高くなります。

長期返済になるので、毎月返済額は抑えられるものの、総返済額が増えてしまうデメリットを持ちます。

保証人・団信

フラット50では、保証人が不要で借りられます。保証会社も利用しません。これはフラット35と同じルールです。

また、団信の加入が任意となっています。団信を利用する場合は、保険料として金利+0.2%が上乗せされます。

団信に加入しない場合は、連帯債務者を立てる必要があります。

フラット50はローン付き売却が可能

フラット50は、売却時にローンの引継ぎをすることが可能です。

通常の場合は、売却時に住宅ローンが残っていれば、持ち主が一旦返済を完了した上で、購入者が新たに住宅ローンを組む必要があります。

フラット50では、購入者に名義を変えることができるので、ローンの借り入れ手数料などを削減することができます。もちろん、購入者がフラット50を引き継がずに他の住宅ローンを借りることもできます。

フラット50が利用できる銀行

フラット50は取り扱い銀行があまり多くありません。あまり利用者が多くないということもあり、最近人気のネット銀行でもまだ取り扱っていません。

大手銀行ではりそな銀行、もしくは地方銀行から利用できます。

フラット50の取り扱い銀行はフラット35公式サイトから検索できます。

flat50search

商品タイプを、「フラット50」にして検索してください。

都道府県別や融資率などの、条件を加えて探すこともできます。

本当にフラット50が必要?

フラット50は返済期間を長く設定できますが、金利が高く、借り入れ制限などのデメリットもあります。

フラット50の効果はどれくらいあるのか、シミュレーションしてみましょう。

フラット50 フラット35
借入額 1800万円(50年)
1200万円(35年)
3000万円
返済期間 50年・35年 35年
金利 2.39%(50年)
1.8%(35年)
1.8%
毎月返済額 51,439円(50年)
38,530円(35年)
96,327円
総返済額 30,863,326円(50年)
16,182,884円(35年)
40,457,296円

3000万円をフラット50とフラット35の併用プランで借りた場合と、フラット35のみで借りた場合を比較します。

併用プランの場合、毎月返済額の合計は89,969円、総返済額の合計は47,046,210円となります。

フラット35のみのプランと比較すると、毎月返済額は約6400円安くなりますが、総返済額は約660万円高くなります。

もしまだあなたが20代であれば、もう少し貯金を貯め、収入が上がってから購入することをおすすめします。毎月の支払いを6400円抑えるために、総返済額が660万円も多くなるのはもったいないです。

親子リレーローンを考えている方であれば、ペアローンも検討してみてください。ペアローンなら2家庭で短期間で返すことができるので、割高なフラット50を使わなくてもよいかもしれません。

ペアローンとは

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です