住宅ローン金利比較

借り換えをした方がいい人、しない方がいい人

「借り換え」とは、住宅ローンのプランをもっと金利の低いプランに変更することです。

今借りている住宅ローンよりも、低金利のプランに借り換えることで、毎月の返済額を減らしたり、返済期間を短縮することができます。

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これは、過去10年の10年国債金利の推移グラフです(住宅ローンの固定金利は、10年国債を元に決められています)。明らかに金利が下がっているのがわかりますね。

住宅ローンの借り換えの目安として、金利差が1%以上という目安があります。

つまり、5年以上前に住宅ローンを借りた人は、借り換えで得する可能性が高いです。

現在は、住宅ローンの金利はかつてないほどの低金利になっており、借り換えをする人が増えています。毎月返済額が数万円下がる、という人もいます。

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借り換えで得する人とは

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「借り換え」というと、返済先の銀行を変えるだけというイメージがありますが、実際には、新しい銀行から住宅ローンを借りて、現在の銀行に繰り上げ返済するという流れになります。

このように住宅ローンをもう一度、借り直すことになります。もちろん、住宅ローンの手数料や保険料などを支払わなければなりません。借り換えの際には、手数料を含めた総返済額で比較する必要があります。

現在の総返済額 : 借り換え後の総返済額+手数料

諸費用
項目 費用
事務手数料 ローンx2.16%
団体信用生命保険料 ローン金利+0.3%
火災・地震保険料 20万円
収入印紙 2万円
繰り上げ返済(完済) 5万円

住宅ローンの借り換えには、このような費用がかかります。一部の銀行では、借り換えの場合は事務手数料が安くなったり、団信が無料で利用できます。

借り換え諸費用の早見表です。

項目 費用
1000万円 48.6万円
1500万円 61.4万円
2000万円 70.1万円
2500万円 81万円
3000万円 91.8万円

住宅ローンの借り換えの目安として、3つの条件があります。この条件に当てはまる人は、借り換えを検討してみてください。

  • 金利差0.5%~1.0%以上
  • 残ローン1000万円以上
  • 返済期間が10年以上

金利差0.5%~1.0%以上

やはり住宅ローンを借りる上で、もっとも重要なのは金利です。借り換えの諸費用や手続きの手間を上回る金額が削減できれば、借り換えをしましょう。

借り換えには、金利の低い変動金利が人気です。借り換えの目安として金利差は1%以上あると良いです。

ただし、残ローンが多い場合や返済期間がまだたくさん残っている場合は、0.5%程度の金利差でも借り換えでお得になります。まだ返済期間が長く、変動金利への借り換えはリスクが高いという人は、固定金利やフラット35への借り換えをおすすめします。

  • 金利差0.5%以上
  • 残ローン1500万円以上
  • 返済期間が15年以上

残ローン1000万円以上

借り換えは金利差によって、利息を減らすことで返済額を下げることができます。

つまり、残ローンが多いほど借り換えの効果が高まります。

もし残ローンが1000万円を下回るのであれば、借り換え費用を使って現在のプランのまま繰り上げ返済した方がお得になるでしょう。

住宅ローンの借り換えには、費用はもちろんですが、手続きの手間もかかります。もし数万円程度の効果しかないのであれば、情報収集したり書類を揃えるために、貴重な休日や休憩時間を取られるのはもったいないです。

寝る暇を削って情報収集して、本業の仕事でミスをして、減給にでもなったら本末転倒です。

返済期間が10年以上

もし返済期間が、9年以下であれば、今のプランのまま返済を続けた方が良いでしょう。数年間お金をためて、一括返済した方がお得になります。

借り換えのための手続きの手間も省けます。

ただし、返済期間が10年以上で金利も高いと感じているのであれば、手間をおしまず借り換えをしましょう。

たくさん返済額を減らしたい方

とにかくたくさん返済額を減らしたい、という方は変動金利への借り換えが人気です。

ただし、変動金利は金利が低いかわりに、金利が上がってしまうリスクもあります。残ローンがあまり多くなく、短期間で返済するという人におすすめです。

借り換え(変動) 現プラン(固定)
借入額 1500万円 1500万円
返済期間 15年 15年
金利1 0.5% 2.5%
金利2(5年目~) 1.5%
毎月返済額1 86,514円 100,018円
毎月返済額2 90,909円
総返済額 16,099,857円 18,003,214円

残ローンが1500万円、15年返済と仮定してシミュレーションしました。

割高な固定プランから、変動プランに変更します。金利差が大きく、毎月返済額が約1.5万円も安くなりました。

5年目に金利が1%上昇したとしても、毎月返済額は4000円程度の上昇です。もし5年目に2%金利が上昇しても、95,443円と現プランよりも5000円安いです。

総返済額の差は約190万円です。1500万円の借り換えには約61.4万円の手数料がかかりますので、実際の効果は約130万円です。将来、借り換えで浮いたお金で車を買い替える余裕もできそうです。

金利変動のリスクを取らないなら

やはり、金利変動のリスクは取りたくない、という方は固定金利への借り換えしましょう。

まだ残ローンが多い、返済期間が長いという方は、固定金利で確実に返済するプランをおすすめします。固定金利は割高だから借り換えの効果は薄いのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

残ローンが多いほど、返済期間が長いほど、利息は増えますから借り換えの効果はむしろ高くなります。

借り換え(フラット35) 現プラン(固定)
借入額 2000万円 2000万円
返済期間 20年 20年
金利 1.5% 2.5%
毎月返済額 96,509円 105,980円
総返済額 23,162,045円 25,435,230円

固定プランへの借り換えなら、フラット35がおすすめです。

フラット35は、20年以下と21年以上で適用金利が変わってくるので、20年以内の返済プランにできるとお得になります。

毎月返済額が約9000円、総返済額は約227万円も削減できました。2000万円の借り換えには約70万円の手数料がかかりますが、それを引いても約157万円の節約となります。

何十年と住むマイホームは、住宅ローンを返済し終わったら住宅費が無くなるというわけではありません。修理費やリフォーム費用も必要となってきます。借り換えで節約できたお金で、将来への積み立てができれば、老後の生活にも余裕ができます。

まずはプランの見直しをしよう

インターネットの普及によって、住宅ローンの情報が簡単に手に入るようになったのも、ここ10年のことです。それ以前は不動産屋がすすめる提携ローンであったり、地元の地方銀行で借りるというのが一般的でした。

このため、現在と比較するとかなり割高の金利で借りてしまっている人が多いのです。まずは、現在借りているプランがどのような内容になっているか、見直してみましょう。

  • 割高な変動金利で借りている
  • 期間選択型の固定金利で借りていた
  • 割高な全期間固定金利で借りている

割高な変動金利で借りている

変動金利で借りれば、今の金利に調整してくれてるだろう、と思っていたら大間違いです。

昔の変動金利と、今の変動金利では大きな金利差ができている可能性があります。

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変動金利は、金利が上がったり下がったりします。しかし、それは基準金利が動くだけです。

住宅ローンは、優遇金利という制度があります。基準金利から優遇金利を引いた金利が、実際の返済額になります。優遇金利が大きなときに借りれば返済額は安く済みますが、優遇金利が小さい時に借りてしまうと返済額が高くなります。

昔の変動金利は、この優遇金利が少なかったり、まったく無かったという時もあります。同じ変動金利を借りていても、今よりも1%~2%も高い金利で借りている可能性があります。

変動金利で借りているから借り換えしても効果が無いだろうと決めつけず、もう一度どのような契約になっているかチェックしてみてください。

期間選択型の固定金利で借りていた

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期間選択型の固定金利で契約したという方は、必ずプランの見直しをしてください。

例えば10年固定で借りた人は、11年以降になるとプランの更新がされます。もし11年目に何も手続きをしていなければ、自動的に変動金利になっています。固定金利で借りていたはずなのに、気づいたら変動金利になっていた、というケースはよくあります。

同じ変動金利プランでも、はじめから変動金利を借りている場合よりも、固定期間が過ぎた後の変動金利の方が割高な設定になっています。

住宅ローンの契約をあまり理解していなかったり、10年も立ってしまうと、仕事や育児の忙しさで忘れてしまっているかもしれません。現在どのような条件で返済しているのか、プランの見直しをしてみてください。

割高な全期間固定金利で借りている

固定金利で借りている方は、借り換えの効果を一番得られやすいです。住宅ローンの金利は、年々低下しており、5年前と比較しても1%以上も金利が下がっています。

固定金利で5年以上前に借りたという人は、借り換えでお得になる可能性が高いです。

固定金利から変動金利への借り換えはもちろん、もう一度固定金利へ借り換えしても十分にお得になります。毎月返済額が1万円以上安くなったり、総返済額では100万円以上も節約できることも珍しくありません。

長期返済ならフラット35

はじめて住宅ローンを借りる人、変動金利には不安があるという方には、長期固定金利が安く借りられるフラット35がおすすめです。フラット35は通常の固定金利よりも、0.5~1.0%ほど金利が安くなっています。

30年以上の長期返済プランでも、通常の住宅ローンの10年固定などと同じくらいの金利で、さらに事務手数料が半額で借りることができます。初期費用を抑えることができるので、とても助かります。

また、国の運営する機関が融資を行っているため、保証会社を利用する必要は無く、審査が比較的甘いと言われています。審査に不安がある、他の銀行で審査落ちしてしまったという方は、フラット35をトライしてみてください。

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住宅ローンの申し込み時期と、金利の決定のタイミングには注意が必要です。返済額に適用される金利は、契約時ではなく融資が行われた月の金利です。申し込みや契約を1月にしても、融資実行が2月になると、適用金利は2月の金利となります。住宅ローンは申し込みや審査などの手続きに1ヶ月以上時間がかかります。狙っていた金利と違っていた・・・とならないように、早めに手続きをすすめましょう。

ARUHI

15~20年 1.01 %
21~35年 1.01 %
事務手数料 借入額x1.08%

フラット35の専門ネット銀行。フラット35のシェアNO.1であり、フラット35を借りた人の4人に1人はARUHIを利用しています。専門家とうたっているとおり、フラット35の様々なサービスを取り扱っており、ユーザーの環境に合わせて柔軟に対応してくれます。最長50年返済ができるフラット50も取り扱っています。

特に、自己資金20%で金利が0.2%引かれるプラン(ARUHIスーパーフラット)があり、国内で最も安くフラット35を借りられます!

また、ARUHIは審査が非常に速く、審査が比較的あまいという口コミも集まっています。他の銀行で審査が落ちてしまった時の滑り止めとして、申し込んでおくという人も多いです。

  • 自己資金20%で金利0.2%引き!
  • 仮審査:最短当日
  • 本審査完了:最短3営業日
  • 審査があまいと人気◎

ARUHI公式HP

楽天銀行

15~20年 1.11 %
21~35年 1.19 %
事務手数料 借入額x1.08%
借入額x0.756%(借り換え)

安いが売りのネット通販のノウハウを住宅ローンにも活用し、非常に低い金利でサービスを提供しています。楽天銀行に口座を持っているとコンビニATMが無料で使えたり、楽天ポイントに特典がつくなど、生活密着型のサービスが特徴。

また、楽天銀行フラット35は借り換え時の事務手数料が大きく割引され、借入額x0.756%となります。フラット35の借り換えなら楽天銀行がおすすめです。

  • 長期固定金利が安いフラット35
  • 借り換え特典で事務手数料が割引
  • 楽天ポイントが3倍

楽天銀行公式HP

住信SBIネット銀行

15~20年 1.11 %
21~35年 1.19 %
事務手数料 借入額x1.08%※1

フラット35業界NO.1の低金利。事務手数料も借入額x1.08%※1と、通常の住宅ローンの半額で借りられます。35年の長期借り入れも、非常に低い金利で借りられます。はじめてフラット35を借りる方には住信SBIネット銀行がおすすめです。

  • フラット35業界NO.1の低金利
  • 事務手数料が通常住宅ローンの半額
  • 三井住友信託銀行のグループ会社でサポートも充実

住信SBIネット銀行公式HP

短期返済・借り換えなら変動金利

金利が非常に安くて魅力的な変動金利ですが、返済額が増えてしまうかもしれないデメリットを持ちます。借入金額を抑え、短期返済にすることで変動金利のリスクを最小限に抑えましょう。目安として、借入額2000万円以下、または15年以内の短期返済の方には変動金利がおすすめです。

今借りている住宅ローンを、もっと安いプランに借り換えたいという方にも、変動金利がおすすめです。金利の低い変動金利なら、返済額をグッと減らすことが可能です。

住信SBIネット銀行

変動(新規) 0.457 %
変動(借り換え) 0.428 %
10年固定 0.86 %
事務手数料 借入額x2.16%

ネット銀行住宅ローンの最大手。変動金利は業界最安値の金利に加えて、170万円相当の全疾病付き団信が無料とサービスも充実。短期間の返済プランの方、借り換えを検討している方には、住信SBIネット銀行の変動金利プランをおすすめします。

  • 業界NO.1の低金利で借り換えがお得
  • 170万円相当の全疾病付き団信が無料
  • 三井住友信託銀行のグループ会社でサポートも充実

住信SBIネット銀行公式HP

じぶん銀行

変動(新規) 0.457 %
変動(借り換え) 0.457 %
10年固定 0.67 %
事務手数料 借入額x2.16%

三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資する、ネット銀行です。変動金利の安さが魅力で、特に借り換えユーザーにおすすめの住宅ローンプランです。

じぶん銀行の最大の売りは、がんと診断されたら残ローンが50%完済される、「がん50%保障」が無料で利用できることです。

また、手続きをオンライン上が全て行うことが可能で、郵送の手間や収入印紙の購入をする必要がないの嬉しいです。

  • 変動金利の安さNO.1
  • がん50%保障が0円
  • 資金移動が0円
  • 収入印紙が不要

じぶん銀行公式HP

三菱UFJ銀行

変動(新規) 0.525 %
変動(借り換え) 0.525 %
10年固定 0.8 %
事務手数料 32,400円

三菱UFJ銀行は国内・海外に1000拠点以上の店舗を構える、メガバンクとよばれる国内最大手銀行です。実績と信頼の高い三菱UFJ銀行の住宅ローンが、ネット銀行と同等の低金利で利用できます。

サポート体制が充実しており、難しい手続きや返済計画の相談なども安心です。

  • ネット銀行と同水準の低金利
  • 充実したサポートで安心
  • 豊富な商品ラインナップで多様なニーズに対応

三菱UFJ銀行公式HP

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